「ライブ配信のなかみ[あれくま]」を読んだ
春の技術書典で手に取った時から、勝手にこの本は自分のための本だ、と思っていたのですが、仕事でバタバタしていまして昨日ようやく読みました。
読み終えてやっぱり自分にとってめちゃくちゃ面白かったので自己満足に感想をおいておきます。
この本を読む以前に関わっていたサービスでChromeでFlashを使うと警告が出るようになるのを避けるため、動画再生画面で使うファイルの形式をflvからmp4に切り替えるという対応をしたことがあります。
その時、flvのファイルとFlashのプレイヤーの組み合わせだとストリーミング再生ができるのに、mp4とHTML5のvideo要素の組み合わせに切り替えると全てよみこむまで再生できないのをどうにかしたいのだけれど、どこをどう調べたらいいかわからなくてずっともやもやしていました*1。
その辺りがこの本で触れられていて、めちゃくちゃ無知に対する恥ずかしさと嬉しさで悶えて死ぬかな、という感じです。
やっぱり感想うまくまとまらなかったので残りの感想は箇条書きにしておきます。。
- ストリーミング配信のシークバーを実装する際に必要になるデータ形式の雰囲気から具体的なコーデックまで順を追って説明してもらえるのでめちゃくちゃわかりやすかった
- 配信の遅延の原因でバッファにデータを貯める時間の話が面白かった
- コーデックとコンテナの違いはこの本を読むまで知らず、動画のファイル形式、JavaScriptで二つ取れるなーみたいな感じで圧倒的無知で死にたさすらある
- MicrosoftやAdobeが独自規格をあきらめていくのにAppleお前ときたら…!
- HTTPのプログレッシブダウンロードでは落としきっていないファイルを途中まででも無理やり再生プレイヤーが必要という話を聞いて、Flashのプレイヤー強い… 感がありました
- 動画の配信をするメディアサーバの話をあまり聞いたことがないので新鮮でした
具体的な内容についてはぜひ下記リンクから買って確かめてくださいませ(ダイレクトマーケティング)。
動画を扱うサービスのRails書くWebエンジニアやアプリ作るエンジニアでちょっと動画に興味があって調べたことある人ならきっとめちゃくちゃ面白いと思います。
現場からは以上です。