第1回 技術書同人誌博覧会で「あの素晴らしいCGIからもう一度」というWebサーバとWebアプリケーションサーバに関する入門書と既刊を出していました
こんにちは、無職の犬です。
このエントリは、第1回 技術書同人誌博覧会で出した同人誌のご報告です。
どんな本だったのか
今回新しく出したのは「あの素晴らしいCGIからもう一度」というWebサーバとWebアプリケーションサーバに関する入門書で、いまはBOOTHにあります。
どんな本だったかというと、
- Linuxの仕組みを交えつつ、Webサーバアーキテクチャの「いかにたくさんのHTTPリクエストを受け付けるか」あたりの入門を丁寧にやっていく1章
- Webサーバから転送されるリクエスト(のデータ)を処理するWebアプリケーションのプロセスをどう用意するか、いわゆるアプリケーションサーバやリバースプロキシのお話をCGIからやる2章
- CGIは実は仕様でもあり、RackやPSGIといったWebサーバとWebアプリケーションがやりとりするときの仕様の先代のような立ち位置でもありました。
という構成で、Webサーバがリクエストを受け付けてから、アプリケーションがレスポンスを生成するコードを呼び出すまでの感触がなんとなくつかめる感じになっています。
技書博には他に既刊のネットワークスクランブル3種も持っていっていて、4種合計でだいたい100冊ちょっと手に取っていただけたみたいです。
5月に電子版を出していた「ネットワークスクランブル TCP編」の紙版も新しいといえば新しいです。
どんな人にオススメなのか
想定している対象読者はこういう方々です。
- RailsやLaravelの入門を済ませて次はWebサーバの仕組みについて勉強してみたいな、と思っている方
- RackやPSGIに興味があるんだけど、抽象的であまりぴんとこないな、という方
- fastCGIや最近のアプリケーションサーバはCGIと何が違うの? という方
- nginxとUnicornでRailsを動かしているけど、どうしてnginxやUnicornが必要なのかはっきりしないかも、という方
もうしわけありませんが、今回はCGIの気持ちになることはたぶんできません。もしかしたらUnicornの気持ちが少しだけわかるかもしれません。
今回はCGIの気持ちにはなることはたぶんできませんが、本の作りは前回と同じく
という感じで、夏休みの息抜きにおすすめの一冊です。
「あの素晴らしいCGIからもう一度」のもう少し詳しい内容
名前から内容があまり想像できないと思いますので、BOOTHに貼っている見出し+立ち読みページの綺麗な画像にて雰囲気をご確認ください。
上記のような内容で、前回の少し変わったやわらかネットワークプロトコル入門書「ネットワークスクランブル HTTP/TLS/TCP」と一緒にBOOTHにて販売中です。よろしければ「スキ!」だけでもいただけるとすごい喜びますので一度のぞいていただけますとさいわいです。
最後に、技書博では運営スタッフの方、ご来場いただいた参加者の方、ご近所のサークル主の方のみなさまに大変おせわになりました。
第2回の開催も決定したそうで、次の機会でもお会いできることを大変楽しみにしています。現場からは以上です。